第16回印旛沼流域環境・体験フェア

10月27~28日の日程で第16回印旛沼環境・体験フェアが開催されました。近藤は印旛沼流域水循環健全化会議のフェア検討委員会の座長としてフェアの運営に少し関わりながら、千葉大学ブースの展示を行いました。2カ所開設したブースのひとつ目は「印旛沼流域の窒素循環を考える千葉大学学生チーム」と題して、①印旛沼の成り立ち、②流域の窒素負荷量、③湧水の硝酸性窒素濃度の分布、④谷津における硝酸を含んだ地下水の流出機構、⑤リモートセンシングで見た印旛沼、の一連のポスター展示で、印旛沼流域の窒素循環に関する学生の研究成果を発表してもらいました。また、流域の河川水の硝酸性窒素濃度をパックテストで計る体験コーナーを設置し、来訪者には三角くじで千葉大グッズのプレゼントを行いました。千葉大学に対するモチベーションが上がれば良いのですが。もうひとつのブースは「桑納川のナガエツルノゲイトウを空から見る会」の出展として、流域のステークホルダーの協働で4年間にわたって実施してきたナガエツルノゲイトウの駆除作戦の成果をドローン・リモートセンシングでモニタリングした結果を展示しました。リモートセンシングによってつらい作業の駆除の成果が可視化されたことで、疲れも少し吹き飛んだかも知れません。今年は天気に恵まれ、二日間のフェア全体で約7800名の来場者がありました。様々なステークホルダーの活動を通じて、人と印旛沼との関係性に気付き、行動のモチベーションを醸成することに少しでも役に立てたら、それはSDGsの成果のひとつになるはずです。

 印旛沼流域の窒素循環を考える千葉大学学生チームの展示(PDF)


2018年10月27日 フェア1日目 フェア2日目へ


2018年10月28日 フェア2日目

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