近藤講演資料


講演会のコメントを頂きました。近藤の講演に関わるかなと思われるものを抜き出しました。

地理学徒として、環境と人間、そして科学技術との関係を深く考えさせられました。都市化、東京への一極集中が進んだ現代でも、日本中の山村や漁村での生活は自然に続いているのを見ると、合理性だけでは語り得ぬものがあると感じます。

この方も地理学徒だろうか。ひとの考え方は、そのひとが関係性を持つ範囲で形成されています。それを意識世界と呼んでいます。日本人のほとんどは都市生活者になっていますが、農山魚村の営みの世界も意識世界に加えてほしい。そうすると、未来の者秋穂あり方が見えてくるのではないかと思います。

自分が学びたかった「環境×哲学」が聞くことができた。(高校生)

私も「哲学」を強調したつもりだが、受け止めてもらったのだろうか。哲学は主体的な生き様を考えることにつながります。環境について考えることは生き様について考えること。だから、環境を考えるには哲学が不可欠になる。

全体良かったが、最後の問題提起は有益。

最後の問題提起とはどのことだろうか。共貧のシステム、緊張のシステムのことだろうか。それは資本主義を組み替えることにつながる。

関心のあること 温暖化、SDGs、福島の復興などのことをたくさん学び、考えることができよかったです。

そうです。考えることが大切なのです。自分で考える習慣を持つことが、自分の生き様を決めることになります。

環境問題について考えるときにも文系の考え方が役に立つことに改めて気づかされました。

本当は文系も、理系もないのです。解くべき課題は一つですから。常に包括的な視点で眺める、そして関係性を探索する姿勢が大切です。

それぞれの発表、とても面白かったが、とりわけ近藤先生のお話には考えさせられることが多かった。とても有意義な講演会だった。

私は自分に自信がないタイプの人間ですが、そう言って頂けるとありがたいです。この社会の問題について考えようとするときは、見えない世界を見ようとする姿勢が大切だと思います。