台風19号のため、11月10日に延期になりました。

2018年12月16日開催第1回公開シンポジウムポスター


近藤講演資料

 リモートセンシングがSDGsの達成に貢献するためには、どうすればよいのでしょうか。まず、“世界”について理解しなければなりません。世界はたくさんのローカルが 、様々な関係性(リンク)によって相互作用しながら、成り立っています。ローカル、地域、グローバルの間には複雑なリンクの構造があり、ローカルがグローバルに影響を与えることもあります。
 このような世界を捉えるに、リモートセンシングの特性である空間性、時間(歴史)性を活用することができます。それは、世界各地のローカルな土地利用・土地被覆変化(LUCC)を理解することです。しかし、世界には多様なLUCCがあり、研究の成果は膨大な数に上るでしょう。そこで、それを集積するデータセンターが必要になります。さらに、それらのデータを比較したり、メタ解析する統合センターが必要です。この統合センターが機能すると、個々のLUCCの成果から、より上位の課題、例えば「近代文明のあり方」、といったトップレベルの課題にもアプローチすることができるようになります。これこそがローカルとグローバルを繋ぐ考え方といって良いでしょう。
 この考え方は、学術会議の大型研究マスタープラン2020の課題63 「アジアにおける陸域システムと土地利用の持続可能性向上に向けた総合的研究」の考え方に基づいています。この研究課題は物理や数学のような従来型の一本道の科学ではなく、様々な地域の経験を統合して、よりよい世界を創りあげるための“新しい科学”といえます。 それは Land System Science の実現のひとつの方法といえるでしょう。