JpGU 2017年大会における発表

JpGU2017における講演資料を公開します(要旨テキストが文字化けする場合は、新しいタブで開いてください)。


地球惑星科学における航空機観測利用の推進 【5月21日 PM1 304室】

UAV(Unmanned Aerial Vehicle)の進歩により、環境リモートセンシング分野におけるUAVリモートセンシングが確立した。研究のツールとして活用できるとともに、社会のツールとして 課題解決に活用できるようになった。これまで講演者が行ってきた活用事例を紹介しながら、地球惑星科学におけるUAVの活用について考えたい。

社会とともに地球環境問題の解決に取り組む超学際研究の未来 【5月22日 PM2 A07室】

始まったばかりの地球環境研究イニシアティブであるフューチャー・アースの方法論である超学際の実現のためには研究者が認識しておかなければならないいくつかの課題がある。本講演では研究者が乗り越えなければならない複数の課題について論考した結果を報告する。

雑感

超学際セッションでは言いたい放題をしてしまいましたが、基本的な考え方は共有できたという実感を得ました。超学際研究を推進するためには、研究者の評価基準の見直しが必要という発現をしましたが、そう簡単なことではありません。まず流れをつくることから始めるというのが私の流儀ですが、会場から具体的方策に関する質問が出ました。若者にとって切実な問題ですが、ある普遍的な方法を見つければ、それで解決ということにはなかなかなりません。まず賛同して頂き(共感基準)、次はみんなで考えてあるべき姿を考えよう(理念基準、原則基準を創ろう)、というのが超学際でもあるのではないかと思います。

航空機セッションにも関わることになりましたが、科学の振興のために、航空機を持つべきだというのは正しいと思います。ただし、科学の機能って何、という疑問に真摯に向き合うことが必要な時代が来たと思います。科学の振興を研究者の仕合わせではなく、社会の仕合わせにしなければ予算もついてきません。社会の仕合わせに向かう論理を研究者は構築しなければなりません。実は、科学の機能にもステークホルダーの階層性により、いくつかの機能があり得ると思います。科学は外交であるというのが一つ(外交官は科学の成果を背景にして交渉を行うことができるだろう)、社会に役立つ科学というのも、もう一方の一つです。研究者が航空機を持つための戦略はあると思います。