第5回 印旛沼流域窒素勉強会
窒素勉強会で話題提供しました。谷津の谷頭にある湿地を使って水質浄化ができないだろうか、という話です。いろいろな良い話を聞かせて頂くことができましたが、印象に残ったご意見は黒田先生のもの。「日本は緑が多すぎるのである」。我々は「緑=好ましいもの」という感覚を持っており、それは間違いではないのですが、里山は人と自然の関わりの中で生み出された新しい平衡状態です。自然と人の双方が恵みを享受するためには我々はもっと里山に関わらなくては行けない。それが可能な社会にしなければいけないと思います。「富里のホタル」で活動されている方がこんなことをおっしゃっていました。成田空港開港以降、整備の仕事に没頭してきたが、定年になり、ふと気がつくと身近な場所にこんなにすばらしい場所があった。この「気づき」をもっともっと広げていくことに力を注ぎたいと思っています。
(印旛沼流域窒素勉強会世話役、環境パートナーシップ千葉、の小倉久子先生が作ってくれたプログラムです)
印旛沼流域窒素勉強会とは,印旛沼および印旛沼流域の窒素を中心とする水環境についての情報交換を行うための私的な勉強会です。 5回目の今回は,谷津の保全・活用のモデルケースの一つとして富里市の天神谷津を見学します。また,これまでこの地域で展開してきた印旛沼流域水循環健全化会議の活動や,各大学の研究成果についての情報交換を行うとともに,今後,市民・研究者・行政が協働して印旛沼流域の再生をめざしていく方向性について意見交換をしたいと考えています。
【日時】2013年8月22日(木) 12:00〜17:00【第1部】
【会場】第1部 現地見学会:天神谷津(富里市立沢)
第2部 勉強会:レストラン「木もれび」(山武郡芝山町)
第3部 懇親会: 同上