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- トリチウム処理水に関する回答における言い間違い
福一で放出されているトリチウム処理水は安全かという質問で、トリチウムというべきところをセシウムと言ってしまった様です。トリチウムでした。科学的合理性で説明すると安全と言って良いと思います。しかし、国・東電と地元との対話が行われていない現状では、地元にとって安心とはいえません。国・東電は丁寧な説明をしているつもりでも、科学的合理性(有用基準)を説明しているだけで、共感(エンパシー、共感基準)、理念(原則基準)を共有していないので、合意(諒解)はできないわけです。新しい問題解決型科学を確立したいと思う由縁でもあります。なお、日本では科学は理学の意味で理解されることが多いと思いますが、英語のscienceはもっと広い意味を包含します。“ブダペスト宣言”で
検索してみてください。
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話の中で引用した書籍やURL
- ★科学の守備範囲
- 鳥越皓之、「環境社会学-生活者の立場から考える」、東京大学出版会、2004年
- ★脳内環境問題
- 関礼子ほか、「環境の社会学」、有斐閣アルマ、2009年
- ★合意形成基準-共感基準・原則基準・有用基準(共感・理念・合理性)
- 作田啓一、「生成の社会学をめざして-価値観と性格」、有斐閣、1993年
- 鳥越皓之、「環境社会学-生活者の立場から考える」、東京大学出版会、2004年
- ★公害
- 庄司光・宮本憲一、「恐るべき公害」、岩波新書521、1964年
- 安藤聡彦・林美帆・丹野晴香偏著、「公害スタディーズ」、ころから、2021年
- 池田理知子・伊藤三男編、マンガ 矢田惠梨子、「空の青さはひとつだけ-マンガがつなぐ四日市公害」、クンプル、2016年
- ★山木屋地区-原子力災害の記録
- チーム千葉大学-川俣町山木屋後方支援チーム
- ★超学際、学際共創 Transdisciplinarity
- Manfred A. Max-Neef, Foundations of Transdisciplinarity, Ecological Economics,
53(1), 5-16.
- 地球研ニュースNo.36の鼎談「地球研のあるべき研究活動のフレームワークとは」の図2
- ★オルタナティブ・サイエンス
- 古川安、「科学の社会史」、ちくま学芸文庫、1989、2018年
- ★印旛沼流域水循環健全化会議
- いんばぬま情報広場
- ★唯識
- 多川俊英、「唯識-心の深層をさぐる」、NHK宗教の時間テキスト(上・下)、2022年
- ★共栄のシステム、共貧のシステム、緊張のシステム
- 栗原康、「有限の生態学-安定と共存のシステム-」、岩波新書949、1975
- ★エンパシー
- ブレイディみかこ、「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」、新潮社、2019年
- ブレイディみかこ、「他者の靴を履く-アナーキック・エンパシーのすすめ」、文藝春秋、2021年
- ★市民科学
- 小堀洋美、「市民科学のすすめ」、文一総合出版、2022年